今年の発表会は5月に無事に終了。
どの演奏もみんな立派でした。
でも、ご本人は90%の人が
“家ではもっと上手く弾けたのに”と思っていることでしょう。
そして
“もう一回弾いたら上手くいくのに”と思うのですが
残念ながら本番はやり直しができません。
家では充分練習したつもりでも舞台の上では色々なことが起きます。
“こんなにホールって広かったの!恐い”
“間違えてしまったらどうしよう”
“〇〇さんが聴いているから上手に弾かなくては”
色々な邪念が現れます。
でも、成功の秘訣は
気持ちを演奏する曲の音楽に向けること
心は緊張していて、身体は自由に動くこと
の2点だけです。
でもこれがなかなか難しい。
家ではわかっていてもいざ舞台の上になると
忘れてしまうのです。。。
そのために定期的に
「ミニ茶話会」という練習会を開催して舞台に立った時でも
パニックにならず思い通りの演奏ができるための練習会をしています。
今回はさらにその後に
「バラトレ・舞台上でのパフォーマンス向上ワークショップ」も開催しました。
なんといっても経験数が大切です。
家でやっている練習が舞台の上でも成果を発揮できるかどうかは
実際に舞台に立ってみないと結果がわかりません。
今回はいつも発表会を開催している300名のホールで開催することができ
本当の発表会と同じ条件で演奏する練習をしてもらえました。
もちろん、一般のお客様はいないので参加者の10名ほどの聴衆です。
それでも舞台には独特の雰囲気があり舞台に上がるだけで緊張感が。。。
演奏の前に点検する事項をきちんとこなし
身体の状態に気持ちを向け弾くこと
この2点に注意して弾くと、いつもより落ち着いたスタートを切れます。
2回目の演奏は、さらに会場の音を聴けるようになったり
客席に目を向けられるようになったり、演奏している時間を冷静に受け止められるように。
おうちでの練習だけでなく、実際の舞台での経験も大切。
言ってみれば本番は本番のための練習ですね。
舞台上で「失敗したな」と思ったことがあっても
その経験を家での練習に生かし、次回の本番に備える。
この繰り返しが、少しずつ思ったような演奏に近づけるコツですね。
ギターを習っていても「人に聴かせるためではなく、自分で楽しむためだから」
と発表会に参加しない方もいらっしゃいます。
「一人でおうちでギターを静かに楽しむ」
それもとても素敵な趣味ですが
たまには大きな会場で誰かに聴いてもらって一緒にその曲を味わう
そんな経験も一度してみてください。
人生でそんな経験は滅多にないですよ。
ギターを始めてみようかな、と思ったら是非、無料体験を!
舞台度胸をつけてみたい方は、イベントをチェックしてくださいね。
「バラトレ・舞台上でのパフォーマンス向上ワークショップ」
では、さらに身体のことに注意を払う練習をしました。
特に舞台に上がる前までの身体への注意の向け方と待ち時間の過ごし方の練習です。
本当は演奏内容の練習は家で終了しています。
会場に行って、一生懸命練習してもそれほど効果はありません。
それより、舞台に上がってパニック、つまりあがらないようにするには
舞台に上がる前までが重要です。
単にリラックスしよう
深呼吸しよう
という方法ではうまくいかなかった人に
さらに具体的に待ち時間の過ごし方の練習をしてもらいました。
そうすると「今までで一番思ったように弾けた!」という嬉しい感想が聞けました。
やはり練習内容が重要です。
皆さんも家でギターの練習だけでなく
身体の状態に注意を払いながら練習してみてください。
きっと効果がでますよ!